仮題

浅いオタクの戯言

DX160 ver.2020 数日触ったレビュー

 iBassoのDAP、DX160 ver.2020(シルバー)を買って数日経ったので軽く雑感を書いていきたい。

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 はじめに断っておくと音質に関して私は語るに値する表現力を持たないので、それ以外の一ガジェットとしての感想を述べるに留めたい。

ただ一つだけ分かったことがあるとするならば、これまでの環境(fiio X3 2nd gen直挿し)ではXBA-N3の本来の力を引き出せていなかったということである。

 

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内容物一覧

 まず内容物としては本体、透明ソフトケース(TPU)、保護フィルムx2、C to Cケーブル(約1m)の四点。昨今よくある出荷時から既にフィルムの貼り付けられているスマホに慣れた身からすると意外なことに保護フィルムは貼られていなかった。なので自分で保護フィルムを貼ることになるわけだが、この付属の保護フィルムの品質が残念なことにあまり宜しくない。まずフィルムの粘着力が弱いようで画面に貼り付け後、表側のカバー?フィルムを外そうとするとフィルム本体ごと浮いてくる。また何とか苦労して貼り付けた後もべっとりとつく指紋と、そのくせ滑りの悪い表面に悩まされる。なのでこれに関しては後日別売品を買おうと思っている。

 次に同梱のソフトケース。これは至って普通のTPUのケースで特に悪いわけではなく普通に使えはするものの、決して使いやすいという程のものでもない。というのも右側面のノブの周りの切り欠きの形が悪いのか、片手ではノブが回しづらい。更に上面に1つ右側面に3つあるボタンを押したときの感触も悪く、押したのか押していないのか良くわからんムニュみたいな感触が気に入らない。ただとりあえず「保護」ケースとしての役割は果たしているというのと、何よりも他に簡単に入手できるロクなケースが見つからなかったためTPUが紫外線で黄ばみ始めるまではこれで行こうと思う。

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セットアップ直後

 

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とりあえずFWアップデート

 

 DX160のアプリインストールに関して色々言われているが、少なくとも自分の環境ではAPKpureからPlaystoreさえ入れてしまえば後は普通のandroidと全く同じように扱えた。

 

 操作感についてはやはり巷でも言われている通り、多少のもっさり感は否めない。アルバム一覧を表示しても下にスクロールしていくとアートワークの表示に時間がかかったり、何ならスクロールも多少~多少以上にカクつく感がある。ただこれが2GBのRAMによるものなのか、それともSoCのRockchip RK3368によるものなのか、あるいはそれ以外のソフトウェア的な部分によるものなのかは今一はっきりしない。

ただここで言う「もっさり感がある」というのは「DAPとしても」という意味であり、例えローエンドといってもスマホとは比べる存在に無いと思ったのが正直なところである。

 

 最後に電池持ちに関してだが、これははっきり言ってかなり悪い。どれくらい悪いかというと、スリープ状態での電池の消耗が普通のスマホでずっとブラウザをいじっている時と体感的に変わらないほどである。これがどういうことかというと、午後に満充電にし、スリープ状態のままにしておくと次の日の朝には電池が空になっているということである。逆に言うとスリープではなく電源オフの状態であればそこまで電池を消耗するわけでもないため、実際の運用上は「使う前に電源をつける、使い終わったら電源を切る」を徹底すればそこまで問題にはならない。(とはいえ電源オフの状態でも2,3日も放置すれば当然電源は空である)

 

なんだかんだ言ってきたけど、結論としては四万弱でこの音質なら全て許せる。以上!