仮題

浅いオタクの戯言

OnePlus 8 Pro半年使用レビュー

2020年11月にOnePlus 8 Proを購入してそろそろ半年になるので、実際の使用感など軽くレビューしてみたいと思います。(9/9 Proが発売された今頃になってレビュー?需要あんのかよという疑問はさておき)

スペック

メーカー
OnePlus
名称(型番)
OnePlus 8 Pro (IN2020)
ディスプレイ
6.78インチ
1440 x 3168px (19.8:9)
有機EL
120Hz
SoC
Snapdragon 865
RAM
8/12GB LPDDR5
ストレージ
128/256GB UFS 3.0
前面カメラ
16MP
背面カメラ
48+48+8+5MP(超広角、標準、望遠、カラーフィルター)
バッテリー
4,510 mAh
急速充電
30W
ワイヤレス充電
30W(Qiの場合は10W)
4Gバンド
1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 12, 17, 18, 19, 20, 26, 34, 38, 39, 40, 41
5Gバンド
n41, 78, 79
Wi-Fi
802.11 a/b/g/n/ac/ax
Bluetooth
Bluetooth 5.1
(AptX/AptX HD/LDAC/AAC/SBC)
microSD
-
イヤホンジャック
-
防水・防塵
IP68
サイズ
165.3 x 74.4 x 8.5mm
重量
199g

購入当時の価格は$699+送料、日本円にして約80000円でした。
giztopで購入してから届くまでの経緯は以前の記事にて。
ithathaka.hatenablog.com

外観

特にいうことも無いです。質感も良く、フラグシップらしい高品質。

一点だけ注意する点があるとすれば色について。私が今回買ったモデルはgreen表記の物ですが、このgreen、ネット上で見かける動画や画像によって色が全然違います。青っぽく見えることもあれば緑っぽく見えることもあり、実を言えば私自身一体どれが本当の色なのか分からないまま購入しました。
結論から言えば公式サイトの色が一番近いです(当たり前)。言葉で表すならターコイズ、ぶっちゃければティ〇ァニー色。

一番正確な色としてはこんな感じ

ただ公式サイトの画像の色は正確ですが、より厳密には筐体表面には微妙に透け感があり、光の当たる角度により微妙に色が変わるように見えます。
これはおそらく本体構造によるもので、金属の筐体表面が直接塗装されているのではなく塗装面の上に半透明なすりガラスが乗っているような構造をしています。その為光の当たる角度によって見える色が微妙に違うという上記の現象を起こしているようです。(ただblack/blueも同じ構造かどうかは…?)

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光の当たる角度によって見え方が変わるよ、の図


以下余談

満足ポイント

・ディスプレイ
メーカー各社が挙って高リフレッシュレートを謳うスマホを開発する昨今ですが、実は私も以前はFPSするわけでもないし電池食うだけの機能なんかいらんわとしか思っていませんでした。
しかしそれもOnePlus 8 Proの120Hzディスプレイを体感するまでの話…

さんざん言われてることではありますが、一度120Hzのヌルヌル度を体感してしまうともう60Hzには戻れない、それくらいの快適さがあります。これに関しては実際実機を見るまではなかなか伝わらないと思うのでまだ体感したことのない人はぜひ一度実物を見てほしいと思います。

そしてもう一点、実は購入前に一番懸念していた、そして界隈では蛇蝎の如く嫌われている感のある湾曲ディスプレイですが…私はそれほど気にはなりませんでした。
確かに保護ガラスとの相性が悪いのはその通りですが別にガラスでなくてもフィルムを貼れば良いだけのことですし、よく言われてる「端の操作性が悪い」問題に関してはそもそも画面端に触れて操作することがどれだけあるか?という気がしているので…

むしろ湾曲していたほうがジェスチャーナビゲーションにおける「端からスワイプして戻る」操作がやりやすいまであると思います。なのになぜこんなに湾曲ディスプレイが嫌われているのか、不思議なところです。


・充電
これも購入前は実はそれほど気にしてなかった点。専用充電器でしか30Wでの高速充電できないというのが気に入らず、どうせ汎用充電器で充電することになるだろうと思っていたのですが…実際使ってみると一時間強で0-100%充電されるのはやはり便利。

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5-100%は約90分、20-85%は約60分(30W充電時)

特に半日でバッテリーを空にするような使い方している人間からするともうこれ無しでは生きていけないレベル。


サウンド
ステレオスピーカーはやはり立体感が段違いなので個人的には必須レベルだと思っています。


・対応バンド
docomomvno使用者には有り難いバンド19対応、素晴らしいですね。
5G?私の生活圏にはあと十年は来なさそうなのでノーコメントです。


・バイブレーション
以前見かけたスマホのレビューにバイブレーションがどうこう、とあってスマホの震え方なんて気にする人が世の中にはいるのかと思ったものですが…実際使ってみるとなかなかどうして、確かに震えた瞬間に分かる”高級なバイブ感”がありこれは確かに気にするのもわかるなぁと思った次第。

と言ってもなかなか伝わらなさそうなので無理やり言語化するとしたら、安物のバイブが粗雑に「ブブブ…」と震えるところ、OnePlus 8 Proのような高級なバイブは繊細かつ正確に「コトトト…」と震える感じ…?


・認証
顔認証は爆速。時間を見たくてスマホの画面を点けたのに時間を読み取る前にロック解除されて読み取れないほどの速さです。画面内指紋認証もさすがに顔認証ほどではないものの、遅さは一切感じません。

また巷で言われる「画面内だとタッチ場所が分からない」問題に関してはノールックでもジェスチャー操作でロック解除できる人なら特に困ることは無いでしょう。私は特に困りはしませんでした。
センサーが光学式のため、認証時はセンサー部が円形に白く発光します。これを夜間や暗闇で間違えて直視するとかなり目にダメージを負います。また長期間使った場合の焼き付きも心配な所。

フラッシュバン並に目を灼いてくるセンサー君の図
不満足ポイント

・ボタン配置
OnePlus 8 Pro 唯一にして最大の欠点、それがボタン配置です。
具体的に何が問題かというと、電源ボタンと音量ボタンの位置関係。画像の通り、このスマホは右側面の電源ボタンが左側面の音量(-)ボタンのほぼ裏側に位置しています。
二つのボタンがこのような位置関係にあると何が起こるかというと…

音量を下げたい/画面を点灯・消灯したい

音量(-)ボタン/電源ボタンを押す

当然反対側面にも力を加える

音量(-)ボタン+電源ボタン同時押し!!!

という絶妙なコンビネーションにより意図しないスクリーンショット撮影が頻繁に誤爆します。特に(現代日本人の99%が経験しているとされる)慌てて音量を下げないといけない状況では最悪です。
またボタンに指をかけないように持つとかなり不自然な持ち方になり画像のようにスマホが回転しそうになります。

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SS誤爆を回避しようとして変なベクトルの力が加わり本体が回転する様子

正直OnePlusが固執してる売りにしてる割に使用頻度の高くないアラートスライダーなんてどうでもいいからこのボタン配置を何とかしてほしいです。

なお9/9 Proでもこの配置は継続する模様…(ダメみたいですね


・レンズ配置
正直これはボタン配置のおまけみたいなものでそもそも一見すればわかる事ですが、まあやっぱり本体中央に配置された長大なカメラモジュールは横持時には邪魔だったね、というそれだけです。この時期割と業界的に流行ってたスマホデザインではありますが、最近はちゃんと片側に寄せる流れになってきて嬉しいです。

felica/3.5mmイヤホンジャック非対応
あれば便利だけど別にまあなくても…枠

その他

・バッテリー
(FHD+/120Hzで使用した場合)可もなく不可もなく。
純粋にバッテリー持ちだけを見るなら凄く良い、とまでは言えないくらい。でも逆に言えば120Hzで常用しているのにそこまで持つ、という事でもあるのでそれを考えると決して悪くはないでしょう。少なくともディスプレイは120Hz対応してるけどバッテリーが足りないから常用できないよ~という事にはならないです。

リフレッシュレートを下げたりすると多少改善するのかもしれませんが今更60Hzに戻ったりは出来ないので試していません。

・カメラ
概ね満足してはいますがとある理由により評価不能。詳しくは別の記事にて